WordPress は世界中で使われる優れたCMSですが、長く使うほど「表示が重い」「プラグインの更新やセキュリティが不安」「管理画面が複雑」といった悩みも出てきます。そんなときの移行先として注目したいのが、Astroネイティブの EmDash です。

知識はそのまま活かせる

EmDash は WordPress を強く意識して設計されており、概念がほぼそのまま対応します。カスタム投稿タイプはコレクションに、カテゴリ・タグはタクソノミーに、メニューやウィジェットエリアもそのまま。これまでの運用イメージを大きく変えずに移行できます。

WordPressからの乗り換え先に — EmDashという選択肢の図解

テンプレートは PHP から Astro コンポーネントに変わりますが、「サーバー側でHTMLを組み立てて返す」という考え方は同じです。データの取得も、WP_Query の代わりに getEmDashCollection() という関数を呼ぶだけ。SQLを書く必要はありません。

移行の流れ

EmDash には WordPress からのインポート機能が用意されています。完全な移行には WXRエクスポートファイルを使うのが推奨で、(自己ホストWordPressの)REST API は事前の検出・確認用という位置づけです。一般的な移行は次のように進みます。

WordPressからの乗り換え先に — EmDashという選択肢の図解

記事データはインポートで取り込めますが、デザイン(テーマ)は新しく Astro で作り直すことになります。これは手間に見えて、実は「表示速度」「保守性」「セキュリティ」をまとめて作り直せる好機でもあります。

移行で得られるもの・注意点

移行のメリットは、静的・SSRによる高速表示、PHPプラグインに依存しない安全性、そしてコードとコンテンツを1つにまとめた管理のしやすさです。一方で、PHPのWordPressプラグインはそのまま動きません。よく使う機能は EmDash のプラグインや実装で置き換える形になります。本格的なECサイトなど、WordPress(WooCommerce)の方が向くケースもあります。

「うちのサイトは移行できる?」というご相談から承ります。現状のサイトを拝見してご提案しますので、お気軽にお問い合わせください